塾長の渡航記録
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塾長の渡航記録

シャモニー V + ドロミテ

2022/07/25-08/13

COVID-19の影響で海外渡航ができなくなってほぼ2年、ようやくヨーロッパへ渡ることが可能になりこの夏は2019年以来のシャモニー行きが実現することになりました。

前回もお世話になったイタリア人ガイドのTeo(Matteo Canova)にアテンドを依頼して、モン・ブランやグランド・ジョラス、それにできればドリュにも登りたいと夢を膨らませていたのですが、今年のヨーロッパは熱波(イタリアでは氷河崩壊で11人死亡、ロンドンでも摂氏40度超えなど)に見舞われており、雪の要素を伴う高所での登山・登攀は困難との連絡が入ったのは7月11日のことです。3年前にも同様の理由で計画変更を余儀なくされているので「またか」という感じですが、代替プランとしてTeoが提案してくれたドロミテ(イタリア語の発音は「ドロミーティ」ですが、ここでは日本での通称に基づく表記とします)でのクライミングを今回の旅のメインイベントにすることにして、予定通り7月25日に出国しました。

行程はおおまかに三節に分かれており、第一節(7月26日から31日まで)は単独でのシャモニー・ハイキング、第二節(8月2日から5日まで)はドロミテでのクライミング、そして第三節(8月7日から10日まで)はシャモニーでのクライミングです。

ちょっと第一節が長過ぎた感がありますが、これも航空便の本数が限られていたことに伴うやむを得ざる仕儀で、その代わりラック・コルヌやエギュイエット・デ・ポゼットといった初めて訪れた場所がいずれも素晴らしく、決してこの期間が無駄にはなりませんでした。一方、第二節のドロミテでのクライミングは期待をはるかに上回る貴重な体験で、ドロミテという山岳王国の偉大さを目の当たりにできたのはむしろ幸運だったと言えます。そして最後の第三節ではエギュイユ・ルージュでのマルチピッチを3本登り、これで今回の旅を締めくくりました。

今回の旅は生活面への負荷という点ではかなり厳しいもの(端的に言えばお金がかかり過ぎ)になりましたが、この旅は職業生活卒業に伴う自分へのご褒美のようなものと考えていたので、そこはあえて目を瞑りました。ただ、来年以降どうするかとなると思案のしどころです。そのときのCOVID-19の状況、為替レート(今回は極度の円安の中での旅行でした)、それに自分の体力。いろいろなことを天秤に掛けて、ヨーロッパでのクライミングにこれで終止符を打つか、最後にもうひと花咲かせるか、そのときの状況を見て考えてみようと思います。ただし、仮に来年も渡欧するなら、その時期は6月末から7月初にかけての時期になるはずです。

行程表

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日程 行程
2022/07/25 成田からチューリッヒ経由、ジュネーヴへ。さらに乗合バスでシャモニーへ。
26 ブレヴァン〜ラック・コルヌ シャモニー
27 プランプラ〜フレジェール
28 エギュイエット・デ・ポゼット
29 休養日
30 ラック・ブラン
31 ミディ展望台とブレヴァン
08/01 移動日
02 プンタ・デッレ・チンク・ディータ ドロミテ
03 カティナッチョ「Steger」
04 トレ・チーメ チマ・グランデ「Spigolo Dibona」
05 トーリ・デル・ヴァヨレット トーレ・デラーゴ南西アレーテ
06 移動日
07 ポワント・ガスパール「Voie Gaspard 1er シャモニー
08 ランデックス「Voie Brunat-Perroux」
09 ブレヴァン「Poème à Lou」
10 休養日
11-13 シャモニーからジュネーヴへ。ジュネーヴからチューリッヒ経由、成田へ。

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