出発
2022/07/25
今回の渡航便は成田空港11時発のスイスエアー。これまで成田へ向かうときは渋谷マークシティからリムジンバスを使うことが多かったのですが、これもコロナ禍のためか全面運休中ということなので珍しく渋谷駅から成田エキスプレスを利用しました。
成田空港の中は妙に閑散としていて、チェックインカウンター周辺の搭乗客の数も少ないし、レストランも一つも開いておらず、お腹を空かせたお客はコンビニで買い求めた軽食をフードコート内のテーブルで食べている始末。少なからぬ便が「CANCELLED」となっていて、今までになく活気のない空港の雰囲気にこちらも意気が上がりません。
意気が上がらないのは、旅のコストが恐ろしくかかっているせいでもあります。これまたCOVID-19の影響で航空便の本数が限られ、ウクライナ情勢による原油価格高騰から燃油サーチャージが過去最高水準となり、そして短期間で進行した円安がダメを押しました。空港内の両替所で3万円ほど両替してみましたが、1ユーロが144.13円と驚きの為替レート。確か2019年は120円台だったと思うのですが……。
ところで、ウクライナ情勢の影響を受けて飛行ルートが変わり、搭乗時間も長くなっていることはあらかじめ把握していましたが、実際にどういうルートで飛ぶのかはわかっていませんでした。なんとなく、ロシアの南側を迂回するように飛ぶのかなと思っていたのですが、実際の飛行ルートはまったくの予想外。
なんと東回りルートで、千島列島の南側を通ってベーリング海峡を抜け、北極海からグリーンランド上空を通過してヨーロッパに達するというコースでした。大昔にアラスカのアンカレッジで給油してヨーロッパを目指したというルートがこれに近いのかもしれませんが、ともあれこれは初体験です。しかし、そのおかげで眼下に見慣れない景色を見下ろすことができました。


チューリッヒの空港でしばしの待機の後、夕日に照らされながら飛び立った乗継便がジュネーヴに着いたのは22時頃。いかに昼が長い夏のスイスとは言っても、この時刻ではすでに真っ暗です。
寂しげなAlpyBusのブースに集まったお客は、子供2人を連れたお父さんとクライマーらしき若者、それに私の合計5名。ジュネーヴ空港からバスでの移動でシャモニーの町に入り、前回と同じ「Hotel Richemond」にチェックインしたときには日付が変わっていました。14時間+1時間の飛行機と1時間のバスの旅、さすがに疲れました。