移動日
2022/08/06
前夜の豪雨から打って変わって今日はいい天気。青空の中をゆっくり9時スタートでクールマイユールへ移動します。
しかし豪雨の被害は想像以上のもので、長い乾燥の期間の中でからからになっていた土壌に一気に雨が降ったために各地で泥流が発生しており、泥に埋もれた車や土台が崩れた道路など、惨憺たる状態になっていました。
ともあれ、さようならドロミテ。
石灰岩の崖に囲まれた谷筋を南下した車は、イタリア半島付け根の平原地帯を西へひた走り……。
やがて向きを北に変えて花崗岩の谷筋に入っていきます。これがアオスタ渓谷です。バスは18時で予約していましたが、思いのほか早くクールマイユールに着きそうなので、オンラインで15時45分発のバスに変更しました。
シャモニーからクールマイユールに来るときにはバスでマスク着用の指示はなかったのに、こちらからシャモニーへ戻るときは運転手からマスク着用をはっきりと指示されました。ともあれ、これでイタリアとはお別れです。そしてトンネルを抜けると、そこにはブレヴァンの岩峰。今回は渋滞もさしたることがなく、1時間ほどでシャモニーに戻ることができました。そしてホテルに戻ると、あの親切なマダムが「◯◯サン、ずいぶん長い不在でしたね」と目を丸くして声を掛けてくれました。
明日からは、旅の第三節としてエギュイ・ルージュを舞台にしてのクライミングが続きます。