シャモニー
2014/07/25-08/03
旅程寸描

ツェルマットに3回通ってマッターホルンに登り、次にグリンデルワルトに3回通ってアイガー登頂。そのいずれの頂からも見えていたのは、アルプス最高峰のモン・ブランの姿でした。それぞれ3回かかったのはいずれも天候に恵まれなかったからですが、どうせモン・ブランも1回で登れるとは限らないと考え、ここも最初から腰を据えて3年程度は通うつもりで麓の町シャモニーに向かうことにしました。
ところが、調べていくうちにシャモニーに関してはこれまでとは違う取り組み方が必要であることがわかってきました。ツェルマットならマッターホルンに登れれば目的達成ですし、グリンデルワルトもアイガーがゴールであることは疑いありません。ところがシャモニーの場合は、確かにモン・ブランが最高峰であることは間違いないのですが、他にも4000m級のピークや縦走路が目白押しですし、マルチピッチの岩場の充実度も半端ではありません。これは、単にモン・ブランのピークハントのためのルートガイドではなく「シャモニーでの過ごし方」を指導してくれるガイドが必要だぞと気が付くのにそれほど時間はかかりませんでした。
そんなわけで今年についてはこれまでのように「現地ガイドを予約しておいて決められた日に決められたピークを狙う」主義を横において、日本人ガイドを現地滞在期間中拘束し、一応の希望日程は決めておくものの天候等に応じて臨機応変に行き先を相談する方法をとることにしました。
結果的にはこれは正解で、今年7月のアルプス地方の異例とも言えるほどの長期天候不順のためにモン・ブラン(三山縦走コース)は登れなかったものの、当初予定していなかったダン・デュ・ジェアンの登頂やエギュイユ・ルージュでのマルチピッチ、さらにはヴィア・フェラータまで楽しむことができ、充実したシャモニー滞在となりました。
しかしこうなると、あと何回シャモニーに通うことになるのかわからなくなってきました。なぜならここは、モン・ブランに登れればそれで終わりというわけではないからです。
行程表
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日程 | 行程 |
---|---|
2014/07/25-26 | 羽田からパリ経由、ジュネーヴへ。さらに乗合バスでシャモニーへ。 |
27 | コスミク稜 / プラン・ドゥ・レギュイユ〜モンタンヴェール |
28 | エギュイユ・ド・ラ・グリエール「Mani pulite」 |
29 | 休養日 |
30 | ブレヴァン〜フレジェール |
31 | ランデックス南東稜 |
08/01 | ダン・デュ・ジェアン |
02 | パッシーのヴィア・フェラータ / ジュネーヴからパリへ。 |
03 | 羽田へ。 |