塾長の渡航記録

塾長の渡航記録

私=juqchoの海外旅行の記録集。遺跡の旅と山の旅、それに諸々の物見遊山。

グリンデルワルト

2011/07/16-24

旅程寸描

▲グローセ・シャイデックから見たアイガーとグリンデルワルト。(2011/07/19撮影)

昨年3度目の正直でようやくマッターホルンに登頂できたので、今年はベルナーオーバーラント三山、すなわちアイガー、メンヒ、ユングフラウを目指すことにしました。4月頃から現地のgrindelwaldSPORTSとメールでの調整を始め、7月に次の行程で三山を連登するプランをまとめていきました。

1st day: train ride to Jungfraujoch, climb Mönch and spend the night at Mönchsjoch hut (around 5 hours).

2nd day: climb Jungfrau, return to Jungfraujoch, short train ride to Station Eismeer and ascent to the Mittellegi hut (around 9 hours).

3rd day: climb Eiger via Mittellegi ridge and descend by the South ridge to Jungfraujoch (around 8 hours).

これらの山行は一応日程も決めておきましたが、最終的には現地で気象条件などを見ながら最終決定することになっており、支払いも現地に着いてからクレジットカードで行うことになりました。なお、マッターホルンのときにはテスト山行が義務づけられていましたが、こちらではPlease let us know what experience you have (the most difficult tours that you did in the last 2 years)と問われただけ。おおらかなものです。

後はいつも通り脚力維持、そして富士山での高度順化。出発直前にgrindelwaldSPORTSに予定通りグリンデルワルトを訪れることと、手続のための訪問予定日時を連絡するメールを入れたのですが、帰ってきたリプライには、次のように記されていました。

At the moment, the weather forecast for Sunday and Monday are looking bad with snow fall down to 2000m - we need to check at short notice what summits will be possible to climb...

結局、グリンデルワルト滞在中の1週間は毎日雨が降り、アイガーの上の方は日に日に雪で白くなっていきました。一度新雪が降ると2日間の晴天で雪が落ち着かないことには登れないのだそうで、予定していたクライミングはまったくできず、なんとも実りの少ない旅行となってしまいました。grindelwaldSPORTSのお姉さんにも慰められましたが「また来年」です。

行程表

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日程 行程
2011/07/16 成田からアムステルダム経由、チューリッヒへ。さらに列車を乗り継いでグリンデルワルトへ。
2011/07/17 メンリッヒェン〜クライネ・シャイデック。
2011/07/18 アイガーグレッチャー〜アルピグレン / フィンクシュテック。
2011/07/19 グローセ・シャイデック〜フィルスト〜バッハアルプゼー〜ファウルホルン〜ブスアルプ。
2011/07/20 停滞。
2011/07/21 フィルスト〜バッハアルプゼー〜ボルト。
2011/07/22 メンリッヒェン〜クライネ・シャイデック。
2011/07/23-24 チューリッヒ、アムステルダムを経て成田へ。

参考情報

→〔地形

→〔装備

→〔牛の王国

→〔雨の日の過ごし方