フィルスト〜バッハアルプゼー〜ボルト
2011/07/21
朝、アイガーの上の方を見るとミッテルレギ稜が白くなっていました。
相変わらずぱっとしない天気予報の中、残る2日をいかに過ごすべきか?高いところの空が晴れていればユングフラウヨッホへ上がってみたいので、これは金曜日の天候好転に期待することにして、この日はフィルストからシーニゲ・プラッテまでの縦走を試みることにしました。
BGFロープウェイ(Bergbahnen Grindelwald-First)から眺める景色。シュレックホルンとアイガーの間の谷の奥に、真っ白な氷河。
フィルスト駅。早くもどんよりとした雲が広がり始めています。
右奥はグローセ・シャイデックで、左の山はシュヴァルツホルン(黒山)という名前ですが、ご覧のように白化粧をしてしまっています。
バッハアルプゼー周辺も真っ白。湖面の標高は下が2259mで上が2265mですから、およそ2300m以上のところに雪が積もっているということになります。
一昨日と同じくファウルホルンを目指そうとしましたが、ここまで来たところで大粒の雨が降り出しました。
雨具の上下を着てかろうじてここまで下ってきましたが、ふと後ろを見ると青空が雲の間に顔を覗かせています。あれれ?と思っているうちに雨が急にあがり、どんどん景色が変わってきました。
狐につままれたような気持ちになりながら、もう一度バッハアルプゼーへ戻りましたが、こちらへ来るとまたしても雨模様です。
くるくると変わるお天気に翻弄されながらも、これだけ不安定では長時間の縦走はムリと判断して下山することにしました。帰路はフィルストが一番早そうですが、どうせ雨具を着込んでいるのだからと少し距離のあるボルトへの道を選びます。
なだらかな山道の下りの、そのいたるところに牛の姿がありました。ひっきりなしに鳴っているカウベルの音が耳に痛いほど。
それにしても彼らは、天候というものを一切気にしないのでしょうか?
ヤギたちはちゃんと雨宿りをしているというのに……。
アルプに降り注いだ雨は、沢となって崖に滝や急流を作っていました。
これはこれで、風情があっていいかも……と自分を納得させながら、山道をひたすら下ります。
長い下り道の先にボルトのロープウェイ駅。ここでようやく雨具から解放されました。
