停滞

2011/07/20

雨。さすがにこれでは行動不能です。

仕方ないので、10時になるのを待ってスポーツセンター内のボルダリングジムに行ってみました。利用料はCHF12、シューズレンタルがCHF6、さらにデポジットとしてCHF20(シューズ返却時に返金されます)。私がジムに入るのとほぼ同時に、日本人の母娘も係員に連れられてやってきました。女優の井上真央さんにそっくりの娘さんは高田馬場のエナジーに通っているそうで、ボルダリング初体験のお母さんを指導しながら、自分でもいろいろな課題を上手に登っていました。他にも地元の少年とお父さん、日本人カップル、地元の少女2人、そしてお昼休みの時間帯にはgrindelwaldSPORTSのお姉さん2人も加わって、けっこう賑やかになりました。スタートホールドのところに色で示してあるグレード表記の意味がよくわからず、とりあえず手当たり次第に取り付いてみましたが、日本で言えばおおむね6級から4級が中心ゾーンという感じ。壁とマットの間にすき間が空いているので落ち方に気をつけなければなりませんが、その点を除けば楽しく登れるジムでした。

借りたシューズはスカルパのECLIPSEで、ソックスを履いた状態で合わせると42というサイズになりましたが、私の足の形にフィットしてなかなかの履き心地でした。私は主にはスポルティバのユーザーなのですが、こうしてみるとスカルパも悪くありません。

昼すぎまでのんびりとボルダリングを楽しんでから外に出てみると、山の上には白く新雪がついていました。

ボルダリングの後は、博物館へ向かいました。ここは1963年に「Local Museum of Grindelwald」として発足し、2010年に「Grindelwald Museum」へと改称した博物館で、およそ1000年前から人が住み始めたというグリンデルワルトの地理と古い暮しの様子、登山とスキーの歴史がさまざまな展示品で示され、さらにグリンデルワルトを被写体とした写真も多数展示されていました。はっきり言ってごった煮の鍋のような小さな博物館ですが、これはこれで楽しめました。ちなみにMuseum Guideによれば、Grindelwaldという地名には次の由来が伝えられているそうです。なるほど、森に閉ざされた秘境、といった感じだったわけか。

There are two explanations as to the origin of the name "Grindelwald". According to an old saga, a scout reported that the valley consisted of "Grinda ol Wald". In other words: huge stones and woods, hence the name Grindelwald.

Linguistically, "Grindel" originates from the celtic word "grintil", meaning enclosement. Therefore Grindelwald is a forest enclosed valley. This was probably an accurate description in the Middle Ages, since it was very difficult to reach Grindelwald from Interlaken thru the dense forests that then existed.

さて、半ば諦めの心境で赴いたgrindelwaldSPORTSでの会話は次の通りです。

係「夕べ多量の降雪があったので、グリンデルワルトもヴァリスも登山は無理」
私「うーん……そうだろうねぇ」
係「お気の毒ですわ(I'm so sorry.)」
私「仕方ないよ」
係「また来年ね」

まあ仕方ない、こういう年もあるということは過去3回のスイス旅行でも経験済みです。ただ、一度もクライミングができなかったというのは初めてではありますが……。

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