タイ III

2000/07/19-24

旅程寸描

▲イサーンのパノム・ルン遺跡。(2000/07/23撮影)

タイ東北部=イサーン地方に点在するクメール文明の遺跡群は、前回訪ねたアンコール・ワットと共通する高度の建築技術と彫刻美術の素晴らしさで旅行者を魅了します。タイ国内にあって史跡公園としての整備が進んでいるピマーイやパノム・ルン、ムアン・タムに加え、ポル・ポト派の支配から脱して1998年にようやく立ち入りが解禁された山上神殿プレア・ヴィヒア(タイ名「カオ・プラ・ヴィハーン」)は、東南アジア古代史に関心を持つ者にとっては必見の遺跡です。今回のタイへの旅は、9-13世紀のイサーン地方に展開したクメール遺跡群を駆け足で訪ねる旅となりました。

なお、もとはといえばこの旅ではインドネシアのボロブドゥールに行くことを予定しており、そのつもりでジャカルタまでの飛行機の手配もしていたのですが、政情不安定で危険が感じられたことから急遽タイ行きに変えたものです。このため、海の日の連休ということもあって日本側からでは手配がかなわず、バンコク在住の山仲間ユウコさんに頼んで呼び寄せ便でかろうじて翼を確保することができました。

行程表

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日程 行程
2000/07/19 成田からバンコクへ。
2000/07/20 (1) イサーンの東の都、ウボンラーチャターニーへ。車で2時間かけて国境のプレア・ヴィヒア。
2000/07/20 (2) ウボンラーチャターニーへ戻り、市内の寺院等を見学。ライトーン・ホテル泊。
2000/07/21 ラオス国境のメコン河へ。サオ・チャリアンの奇岩 / パー・テムの壁画。チョン・メックでラオス領へ。ウボンから空路バンコクへ戻る。
2000/07/22 ナコン・ラーチャシーマーからピマーイ遺跡。さらにバーン・プラサート / パノム・ワン遺跡。シーマ・ターニ・ホテル泊。
2000/07/23 パノム・ルン遺跡 / ムアン・タム遺跡。パクトンチャイ / ダーン・クウィアン。バンコクへ戻る。
2000/07/24 バンコク発、成田着。

参考情報

→〔王道

→〔料理