帰国
2010/01/04
成田空港に着いたのは、4日の朝の6時すぎ。着陸時の機内アナウンスで成田の気温がマイナス5℃と告げられるとどよめきが起きました。ミャンマーでの日中の気温が35℃くらいでしたから、寒暖の差は40度!その冷たい空気によって、一気に日本での現実に引き戻された感じです。
参考情報
ガイド
旅の手配は、これまで同様現地エージェント「Imperial Amazing Green Travels & Tours」に依頼しました。冒頭に記したようにチョチョルィンさんにガイドしていただくことはできませんでしたが、代打となったマーマーさんのガイドぶりも誠意のこもったものでした。
写真は、向かって左からマーマーさん、私、サイさん。仏教国でもホテルのロビーにはクリスマスツリーがあります。
インターネット事情
バガンとマンダレーでホテルのインターネットサービスの利用を試みましたが、やはり確実にどこでもつながるというわけにはいきませんでした。バガンでは30分5USドル!そしてGmailとTwitterはOK、アップルのMobileMeはNG。一方マンダレーでは30分1USドルで、TwitterはOKでしたがGmailがダメ。一貫性がないので統制によるものではないと思いますが、Gmailが使えるかどうか不確実というのはやはり困りものです。
金箔の貼り替え
ヤンゴンのシュエダゴォン・パヤーではちょうど金箔の貼り替え中でした。仏塔の下部は筵で覆われ、中腹の位置まで下からゴンドラがつながっていて、その先に貼り替え作業中の男たちの姿も見えました。
この金箔は下で売られていて、信者がお金を払うとその分の金箔をゴンドラに乗せて塔の中腹まで運んでくれる仕組みです。
左が高い金箔(180,000K)、右は安い金箔(60,000K)。眺めているそばから次々に売れていきます。
こうしてゴンドラに乗せて金箔が運ばれますが、ゴンドラの動力は人力で、その紐を引く権利も値段のうちでした。
上はヤンゴンの仏教テーマパークとも言うべきメーラムー・パヤーのジオラマの一つですが、このようにお布施は貧者の特権という考え方があるようです。
電飾光背
ミャンマーの仏様は、とにかく派手。さすがにバガンではあまり見掛けませんが、ヤンゴンの仏像は電飾を背負っているのが標準という感じです。きらきらと輝く光背をバックに衆生を見下ろすお姿には、ある種のチープさと神々しさとが共存している感じがしました。
一本指立てて
バレエの「くるみ割り人形」のディヴェルティスマンで出てくる中国の踊りは、中国風衣装を着た男女のダンサーが一本指立ててちょこちょこと踊る姿がユーモラスですが、我々の感覚からするとその姿はあまり中国っぽくありません。なぜこういう振付になったのかと疑問だったのですが、バガンでのニューイヤーイヴでの演し物に含まれていた「子供の踊り」が、まさに一本指立てた踊りでした。もしかしてこれが、中国風ダンスとしてヨーロッパに伝わったのでしょうか?
ミャンマーの日本車
前回の旅行のときにも日本車に記された日本語表記のおかしさが目についたのですが、今回は、前回の「ランプ付きス大全之」といった奇想天外な表記には会わず、下の写真のように一見まともなものにとどまりました(でもよく考えるとやっぱりおかしい)。なぜこういう表記をわざわざするのかとマーマーさんに訊ねてみたところ、つまりこれはこの車が日本車で、したがっていい車なんだという自慢なのだとか。なるほど……。