旅の最終日は雨模様の曇り空。ゆっくり起きて、最終パッキングを済ませてチェックアウトしたら、荷物をホテルに預けて昼食に出ました。

長らくお世話になったホテル「La Croix Blanche」よ、どうもありがとう。

足を向けた先は日本料理店「さつき」です。ただし開店は正午からとのことなので、予約をしておいていったん土産物屋を見て回り、その後に再び「さつき」を訪問しました。


現場監督氏は魚のフリッター、私はとんかつ。率直に言ってお値段は極めて高いのですが、これは致し方ありません。それでもとんかつは肉厚でいて適度な柔らかさがあり、ご飯も日本で食べるのと変わらないおいしさでしたから、私としては大いに満足しました。なお、同じタイミングで日本人のツアーの団体が「さつき」に入っていましたが、あちらはご飯お代わり自由であることに現場監督氏は相当羨ましいものを感じていたようです(笑)。


食事をしている間に稲光、次いで雷鳴が轟き、あっという間に強い雨が降り始めました。これではもう町の中を散策するどころではありません。よって「おいしかった」の感想と共に支払いを済ませたら、後はホテルのソファに身を沈めてぼーっと時間を過ごしました。


15時前にAlpyBusがやってきて、我々と我々の荷物を積み込んでくれました。さらにいくつかの宿を巡って恐ろしく細く入り組んだ路地を走り回ったバスは、雨足の強くなった高速道路を一路、ジュネーヴに向かいました。