アクラ

1989/07/15-19

第二の目的地=ガーナの首都アクラ。1981年にクーデターにより軍事政権が樹立されて以来8年、政情は安定してきているとはいえ全体に都市は荒れており、再生産がされていないように見受けられました。また、公用車に韓国の現代Hyundai自動車が使われていたのも印象的でした。

▲ガーナ動員社会福祉省。左端はアテンドしてくれたK書記官。
▲ガーナ労働組合会議のV氏。
▲ガーナ経営者連盟でP会長ほかと記念撮影。

1日オフができたため、大使館のK書記官に観光案内していただきました。ガーナは奴隷積出し地としての歴史をもち、黄熱病の野口英世の足跡も残っています。また、ホテルの朝食に出た卵が真っ白なのには驚きましたが、これは土壌の関係で卵黄に黄色い色素を含まないためのようです。夜は車で少し離れた韓国料理店へポータブル蚊取線香持参で繰り出しましたが、刺身を食べるのには少し勇気が必要でした。

▲ガーナ大学。左の胸像は野口英世。翌日に訪問した大使館では、たまたまその日に赴任してきた海外青年協力隊の若者たちが勢揃いしていた。彼らは公共交通機関のない奥地まで、それぞれ一人で辿り着かなければならないのだそう。
▲エルミナの砦跡。ケープコーストには、奴隷積出しの史跡が少なくない。砦の中には出航前の奴隷を滞留させるための地下室が残っているが、明かり窓もない石造りの地下室に大勢の人間が押し込められた状態は想像を絶するものがあった。