帰国

2003/07/25-26

朝7時にチェックアウト。今日はチャーター車でチューリッヒへ移動し、その日のうちに帰国便に乗ることになっています。カルメンさんは車の中で食べるようにとサンドイッチを用意してくれていて、りんごや大きなプラムとともに袋に入れて渡してくれました。カルメンさん、ありがとう。1週間本当にお世話になりました。いつの日かまた会いましょう。

ホテルを出て坂道を下る途中から谷の奥に聳えるマッターホルンを見ると、相変わらず山頂部を雲に隠しながらも、今日はいつになく穏やかな表情をしているようです。マッターフィスパ川も昨日までの濁流が嘘のように水量が減っており、ずいぶんおとなしくなっていました。その川沿いに5分ほど下ったところで対岸に渡ったシュピースという場所で迎えの車の運転手と合流し、ここからは3時間の車の旅となりました。

途中、ゴッペンシュタインで車は列車の上に載り、トンネルを抜けていきます。フェリーボートならぬフェリートレインといったところです。そしてトンネルを抜けたところは風光明媚なカンデルシュテーク。シュピーツからは高速道路になり時速140〜160kmで快調に飛ばしましたが、この安定した走行性能はさすがベンツという感じです。ベルン近郊を経由してチューリッヒの空港に到着し、運転手にバウチャーとチップを渡して空港の窓口で荷物を預け、土産物をあれこれ買ってから搭乗したLX-168便は、予定より1時間遅れの14時すぎに離陸しました。成田到着は日付が変わって7月26日の朝8時です。

帰りの機内では映画を3本やっていて、B級アクションコメディーの『National Security』は他愛なく、CIAものの『The Recruit』はアル・パチーノがさすがの貫禄で、そしてレオナルド・ディカプリオとトム・ハンクスに監督がスティーヴン・スピルバーグの『Catch Me If You Can』は文句なしの面白さ。しかし、その後に放映されたBBCのカーペンターズ特番はカレン・カーペンター追悼で、しっとりしたシンガーとしてのカレンも魅力的ながら、それ以上に活き活きとドラムを叩くやんちゃな少女のようなカレンの姿には涙を誘われました。そういえば私が中学生の頃は、洋楽を聴く誰もが大なり小なりカレンに恋していたものです。これらを全部、一睡もせずに見たせいもあってか、帰国してからの1週間は時差ボケが治らず本当に苦労しました。

帰国後、ペーター及びダニエルとはメールと写真のやりとりを行いましたが、ダニエルは7月26日に、ペーターも8月10日に再挑戦し、いずれも登頂に成功したとのこと。異口同音に「次はきみの番だよ」と言ってくれた2人の期待に応えられる日は来るでしょうか。

参考情報

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