出発

2014/12/28

旅の始まりは羽田空港から。全部で24名のツアー参加者のうち15名が早朝のカウンターに集合しましたが、なんとその中に2011年の敦煌旅行でご一緒したオオスミ氏がいて、声を掛けて下さいました。いやー、懐かしい。

中国国際航空CA184便は8時30分発のフライトで、一路北京へ。この日の関東地方は快晴で、窓からは富士山、さらに雪をまとった日本アルプスの立体的な山並みが見下ろせました。

おなじみ『地球の歩き方』で付け焼き刃の学習をしているうちに、約4時間のフライトで飛行機は巨大な北京首都国際空港に到着です。

ごった返す観光客の行列でえらく時間のかかる入国審査をなんとか終え、バスで国内線の空港へ移動。着陸前の上空から見てもスモッグ(PM2.5)の濃さは一目瞭然でしたが、それでも「マスクをしていなければやっていられない」というほどではありませんでした。

北京到着は正午前ですが出発は18時35分、乗継ぎにかなりの時間があります。空港内のカフェでサンドイッチの昼食をとった後は、退屈しのぎに空港内の売店で北京っぽい商品を眺めて回りましたが、露骨に写真を撮りまくっていたらさすがに叱られてしまいました。

関西空港からの9人は待てど暮らせど到着せず、添乗員のヤモトさんはやきもきしていましたが、どうにかギリギリのタイミングでターミナルに姿を現し、西寧行きの中国南方航空CZ6992便に搭乗することができました。夕食はこの国内線の機内食で、2時間半余りの飛行を終えて到着した西寧の空港を出たところで、現地ガイドの才華加さん(チベット族の男性)と合流しました。

ホテルに向かうバスの中での才さんの簡単な解説は、次のようなものでした。

  • いま、気温はマイナス6度。明日は最高気温が4度で最低気温はマイナス13度の予報です。
  • 明日の服装は、寒暖の調節ができるものを。ゆっくり歩き、水はたくさん飲むようにして下さい。

なんだか高地に来たようなアドバイスだなと不思議に思ったのですが、不思議に思う方が間違っていて、この西寧市は標高が2275m。高原と言ってよい場所に位置しており、空気も薄いのでした。

今宵の泊まりはこの中発源飯店です。なんでこんなにカラフルなのか?そして到着時刻は現地時間の21時50分ですが、中国は全土共通で日本との間に1時間の時差があるため、実際には羽田を発ってから14時間以上がたっていることになります。ともあれ長かった旅の1日目はこれでおしまい。明日は午前中にタール寺を訪れて、午後からはお目当ての青蔵鉄道の旅です。