ハーダー・クルム / チューリッヒへ移動
2012/07/14
ホテルの窓から見上げる最後のアイガーの眺め。この日は航空便の都合でチューリッヒに泊まらなければならないため、時間にゆとりのある移動日ということになります。
今回、ハイキングで使用したシューズはガンダルフガイド、登山ではネパール エボ、雨が降ったときのジム用に持ってきたのがカタナ・レース。いずれもスポルティバのシューズですが、カタナの出番がなかったのは幸いでした。そして、朝食後にゆっくりパッキングを済ませチェックアウトをした際、去り際にフロントのお兄さんに「See you next summer.」と声を掛けたら、顔をぱっと明るくして「Yes, I'm looking forward!」と返してくれました。
グリンデルワルト駅から眺めると、アイガーは雲に巻き付かれた状態ですが、インターラーケンの方は青空が広がっています。
インターラーケン・オスト駅。これだけでもう下界に下りてきた気分になりました。
ブリエンツ湖とトゥーン湖とをつなぐ緑の水路の向こうに、ケーブルカーの線路が見えています。上述の通り今日は時間にゆとりがあるので、インターラーケンで途中下車して小高い山の上にある展望台ハーダー・クルムに立ち寄ることにしました。
ケーブルカーの駅舎。なんとなく風情があります。
かなりの急勾配。人気の観光スポットらしく、すぐに満員になりました。
8分余りのケーブルカーの旅、そして水平な山道を徒歩5分で着いたのは、特徴的な尖塔を持つパビリオン風レストラン=ハーダー・クルムです。
突き出したパノラマブリッジからは、素晴らしい展望が開けています。
左手のブリエンツ湖は緑の湖水が何とも不思議。
正面のインターラーケンの町の向こうに、左からアイガー、メンヒ、ユングフラウが連なります。こちらは燦々と陽光に照らされているのに山々は雲の下で翳りがちで、これだけ見てもこれらの山で好天に恵まれることの難しさと、テレビの広域天気予報を適用することが適切でないことがよくわかります。
右手奥は、ジェームス・ボンドの映画『女王陛下の007』で有名なシルトホルン方面。
さらに右にトゥーン湖が見えています。この湖水の緑色は氷河が溶け込んでいるからなのでしょうか?
さようなら、ユングフラウたち。メンヒとユングフラウの間に見えるスフィンクス展望台にも、遠く別れを告げました。
ケーブルカーでインターラーケンに下り、トゥーン湖沿いの路線を通ってベルン経由チューリッヒへ向かいます。
チューリッヒ空港駅のカフェテラスで軽い夕食。スパイシー!
ホテルの送迎バスに乗って、この日の宿であるホリデイ・イン・エクスプレスへ向かいました。
これで事実上の旅の終わりです。