塾長の渡航記録
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塾長の渡航記録

エベレストBC滞在 (2)

2018/04/25

少々曇り気味の朝で始まったこの日は、エベレストBC滞在中の最重要行事である「プジャ」が行われます。

プジャとは祈願の儀式のことで、ここではもちろんエベレスト隊の登頂成功が祈られます。AG隊のキャンプのすぐ近くにある高台の上では、プラチリやチェパたちが朝早くから祭壇作りに勤しんでいました。

高曇りのこの光景の中にはためくタルチョは、実は隣のアメリカ隊のもの。我々もプジャの途中でタルチョをこの小さい丘から5方向に向かって広げることになります。

ふと気付くとプジャはいつの間にか始まっていて、エベレスト隊以外のメンバーは適宜合流するという緩い儀式運営。途中で米粒を撒くのはパンボチェの寺院でのお祈りと一緒で、お米の種類はやはり長粒種です。

▲プジャのダイジェスト+おまけ。

お祈りが終わった後にお互いに顔に粉を塗り合う風習があって、ご覧の通りみのっちも泡爺も大変なことになっていますが、これは縁起物なので自ら落としてはいけないのだそうです。

祭壇に備えられていたビールやコーラはプジャの終了と共に参列者へのお下がりとなり、皆で乾杯します。この1本は、この旅で飲んだ中で一番おいしいビールでした。

昼食後、例によって雲が低いところまで降りてきましたが、氷河ツアーは希望者を募って催行されました。引率はバラサーブとチェパ、参加者はみのっち、かみちゃん、タムさん、いっしー、ちえさん、それに私。

川筋に沿って上流に向かうと、このように氷の柱の上に石を載せたものをあちこちで見掛けます。これは雨によって石のないところの氷が侵食されたために残った形ですが、中には「あれが崩れるときにその場に居合わせたらただではすまないだろう」と思うほど大きなものもありました。

20分ほども上流に歩いたところで、流れを渡って左岸に渡りました。ここは、エベレストのノーマルルートの出だしに急角度で流れ落ちるアイスフォールへの入り口です。

登路は赤い旗で示されていて迷う心配はありませんが、ここから先に進むことはパーミッションの関係でできないため、我々は周囲の氷の地形の中を散歩するだけにとどめました。晴れていればアイスフォールを間近に見上げることができたでしょうが、この日の天気でそれが叶わなかったことだけが心残りです。

帰路、Sagarmatha Pollution Control Committee(SPCC)内にあるEverest ERのテントに立ち寄りました。ひろみさんはプジャに参加できたもののやはり胃痛が治らず、それが実は胃痛ではなく肺水腫の症状なのではないかと懸念されたために、水生さんに連れられてこの医療チームを訪れていたのでした。しかし、しばらくして診察室から出てきたひろみさんたちの話によれば、そうした心配はいらないという診断結果だったそう。一同は胸をなでおろし、レスキューチームに気持ちばかりのドネーションを行って帰ることにしました。

夕方になると雲が消えて、下流方向に美しい夕景が広がりました。

そして夕食は、またまた豪勢な鍋です。すっかり食欲が回復していていくらでも肉を食べられるのがうれしい。

エベレストBCへの無事到着を祝うケーキも登場しました。ケーキカットはトコちゃんとアッキーさんの共同作業です。

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