塾長の渡航記録
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塾長の渡航記録

ディンボチェ滞在

2018/04/17

この旅で初めて4,000mを超える高度での睡眠を経た朝でしたが、血中酸素濃度は90台をキープ。昨日の「軽い散歩」も効いているのかな?

お粥とケーキ、だし巻き卵の組合せ。いずれもおいしくいただいて、締めは「ザ・ガード」です。

この日のプログラムは、昨日散歩で上がった尾根のさらに上の方にある山の途中まで、高度順応のために行うハイキングです。適当に隊列を組んで出発し、私が登り下りした道とは異なるラインで斜面を斜上して、ケルンのあるあたりに出ました。

イムジャ・コーラに沿った斜面の中腹の平地に細長く広がるディンボチェを見下ろすと、ここがかなり大きな村であることがわかります。また、光線が昨日とはまったく異なるので、山の見え方も違っているのが新鮮です。

尾根の反対側には、クーンブ・コーラ左岸の斜面中腹の平坦地上につけられた道を行く大勢のトレッカーたちの姿がありました。明日はこの道を我々も行くのですが、この構図の中に既にロブチェが見えていた(中央奥の雲がかかっているピークがそれ)ことに、このときは気付いていませんでした。

ケルンからの尾根道はよく踏まれて歩きやすいもので、ディンボチェ中のトレッカーが登っているのではないかと思われるほど賑わっていました。我々もパサン・タマンに案内してもらって、ひろみさん、泡爺、私、タムさんの4人が先頭集団を形成しました。バラサーブが前にいるときは「お水飲んでる〜?」が定期的に飛んでくるのですが、我々だけのときは「あ!」が合言葉。ひろみさんか泡爺が「あ!」と叫んだら「あ!」と返して、ハイドレーションの水を飲むという寸法です。

ほとんど息苦しさを感じることもなく登り続け、ケルンから2時間で着いたところは尾根の途中ですが、ポールとタルチョが終了点の印。クムジュンで買い求めた地図の記載を信じるなら、その標高は5,083mです。

タルチョの先には小さな岩場があってもう少し奥まで進めそう。そこで先頭で登り続けていたひろみさんと一緒に、向こうに1人立っているところまで行ってみることにしました。

際どいナイフリッジではあるものの、フリクションの良い岩を慎重に進んで先端に行ってみると、その先には顕著なギャップが生じていました。ここをさらに進むのは無理な話で、納得のゴール設定です。

岩場大好き女子=ひろみさん。タルチョが膨らんでいますが、風の強さはそれほど感じませんでした。

後はのんびりと同じ道を下るだけ。登ってきた道の全景を見下ろしながらの下山というのは、気分の良いものです。

ゴールまで登り着いた者もいれば途中で時間切れになった者もいましたが、それぞれに高度順化の効果があったことを期待しながらロッジへ戻りました。

昼食後、洗濯物を掛けた張り綱を使ってロッジの中庭でバドミントン。バラサーブはこういう遊びも率先して取り組んで、隊員たちのモチベーションを維持してくれます。でもバラサーブ、こっちの方が息が切れるんですけど……。

後は食堂でぼけっと時間つぶし。Yak Lodgeの前を通り過ぎていくヤクの数を「ヤクが1匹、ヤクが2匹……」と数えているうちにやがて雲が谷の上に蓋をするように降りてきて、時折雪も強く降るようになりました。そのせいかどうかWi-Fiが相変わらずつながらないのは困ったことですが、致し方ありません。ちなみに電子機器の充電は道中の宿ならどこでも可能ですが、ここでは携帯電話やカメラの充電が1時間300ルピー、モバイルバッテリーの充電は1時間500ルピーで、日が出ている間だけ充電可能です。一方、人間の方は立派なとんかつでエネルギー充填120%。ご飯はおいしく食べられるのですが、やはり高度の影響がお腹にきていて夜は頻繁にトイレに向かうことになりました。

ここまででネパール滞在1週間。あと2週間もあるというのが、なんだか信じられない気分です。

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