ルクラ〜カトマンドゥ

2018/04/29

午前6時に起床、もう歩くためのパッキングをしなくてもよい朝というのは格別です。とは言うものの気がかりなのは「カトマンドゥ行きの飛行機は、今日飛ぶのか?」ということ。空には低く雲が垂れ込めていて我々の不安をかきたてます。

もっともこればかりはなるようにしかなりません。おいしい朝食を食べて、何はともあれ空港に向かいました。

何度見てもこの過激な滑走路には驚きます。しかも今日乗る飛行機は、この急坂を落ちるように下っていって谷底へとダイヴするように離陸するわけです。

ボーディングパスを受け取って、空港2階のロビーで順番待ち。見ていると次々に飛行機がやってきては飛び立っていくので、どうやら無事に飛べる気象条件ではあるようです。

それにしてもなかなか順番がやってきません。しばらく滑走路を眺めているうちに徐々に搭乗客がはけていって、荷物を預け、セキュリティチェックを通過し、滑走路と同じ高さの1階でさらにしばらく待たされました。

さらに待機すること1時間で、やっと我々の乗るカトマンドゥ行きの飛行機が到着しました。恐れていた奈落の底へのダイヴも、翼が無事に揚力を得て機体を引き上げてくれました。

ただいま、カトマンドゥ。あの埃っぽいカオスの町がなんだか懐かしく思えます。着陸後に荷物も無事にすべて回収して、車でフジホテルに向かいました。部屋に着いたら真っ先にしたのは、もちろんシャワーを浴びることです。心おきなくお湯を使えるということがこれほど幸せなことだとは。

昨日のうちにカトマンドゥに着いていたヘリコプター3人組はそれぞれ自由行動に出ているとのことなので、ノンヘリ組だけで昼食に出ました。お店はかみちゃん御用達(?)のKathmandu Kitchen。何もかもおいしく、値段もリーズナブル。

夜も有志若干名で外に出歩き、The Northfield Cafeというところに入ってみました。ここの料理もまた、味・ボリュームとも文句なし。カトマンドゥの食事情は好印象です。

生演奏もついていて、最初はネパールっぽい音楽を演奏していましたが、こちらが日本人だと見てとったらしく「上を向いて歩こう」を哀感たっぷりに奏でてくれました。

こんな具合に、カトマンドゥに戻ったこの日の午後はすっかりリラックスすることができました。